JUNの旅日記 vol.01

今、ポルトガルのアヴェイロにいます。
運河の街として知られているけれど、私の目には、水面よりも、通りのあちこちに残るタイルの方が強く映っています。




青だけではありません。少し色あせたもの、欠けたもの、花の模様が刻まれたもの。
何十年、何百年という時間が、一枚一枚の中に眠っているようです。
一時間ほど歩いて、創業1858年という老舗のカフェにたどり着きました。
今、ちょうどその中にいます。

見上げると、天井いっぱいに装飾が広がっていて、しばらく声も出ませんでした。
テーブルに運ばれてきたのは、Pão de lóとOvos moles。

半熟のカステラのような優しい甘さと、卵黄で作られた素朴なお菓子。
Ovos molesは、もともと修道院で生まれたお菓子なのだそうです。
名前も由来も、まだよく分からないまま、ひと口。
おいしい、と思ってから、あとで調べてみようと思います。
歩いている途中で見かけたスーパーの棚には、ポルトガルの蜂蜜がずらりと並んでいました。








塩田の景色も、路地の空気も、まだ体の中に残っています。
今日はここまで。
あなたが今いる場所には、どんな時間が流れているでしょうか。
JUN
