「がんに効く食べ物」という言葉を、一度は目にしたことがあるかもしれません。けれど今日お話ししたいのは、そういう特別な食べ物の話ではありません。体が毎日している、地味だけれど大切な”仕事”を、日々の食事でどう支えていけるか、という話です。
体は毎日、片づけと修復をしている
以前Body編でも触れたように、私たちの体では毎日、細胞の生まれ変わりと、それにともなう小さなエラーの修復が行われていると言われています。傷ついた部分を直す働き、不要になった細胞を片づける働き、それらを見回る免疫の働き——どれも、体が休みなく続けている仕事です。
そう考えると、食事の役割は「がんを防ぐ」というより、「体がもともと持っているこの働きを、無理なく支える」という位置づけの方が近いのかもしれません。
特定の食品が”効く”わけではない、ということ
こういう話をすると、「では何を食べればいいのか」と、特定の食材を探したくなるかもしれません。
けれど、ある一つの食品を食べることで、がんを防げたり治せたりするというような、単純な話ではないと言われています。体の仕組みは、それほど単純ではないようです。
大切なのは、特別なものを探すことよりも、日々の食事全体のバランスを、無理のない範囲で整えていくことなのかもしれません。
日々の食事でできる、小さな積み重ね
たとえば、彩りを意識してみること。野菜や果物、穀物など、いろいろな色のものを食卓に並べてみると、自然と栄養の幅も広がると言われています。
たとえば、加工されすぎていないものを選んでみること。素材そのものの形が見える食事は、体にとってもわかりやすいものなのかもしれません。
たとえば、お腹いっぱいまで食べすぎず、少し余裕を持たせること。
どれも、特別なことではありません。そして、これらを続けたからといって、必ず何かを防げるという保証もありません。ただ、体が毎日してくれている仕事に、そっと手を貸すことはできるのかもしれません。
まとめ
今日の一食が、明日の体をつくるわけではありません。
それでも、今日の一食を、少しだけ丁寧に選んでみる。そんな小さな積み重ねが、いつか大きな意味を持つのかもしれません。
お時間あれば、もう少し。
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