
かつて、線香は時間を測る道具でもありました。
燃える速さがほぼ一定で、目安にしやすかったからです。
香時計という道具は、中国で生まれたそうです。
日本にも伝わり、寺や宿で使われたようです。
花代を「線香代」と呼ぶ言葉も、その名残とされます。
燃える長さは、種類で十数分から三十分ほどです。
ただ、太さや湿り気で、少しずれるようです。
いまは時計があるので、測ることはありません。
それでも、燃え尽きるまでの静けさを、ひとときの長さとして感じてみませんか。
お時間あれば、もう少し。
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