ペルー旅日記 vol.03 ― マチュピチュへの道 ― クスコより先に、村へ

PERU DIARY vol.03Words / Photos : sumicco

マチュピチュへの道 ― クスコより先に、村へ

クスコに滞在してからだを高地に慣らして、それから山へ向かう、っていうやり方もあるらしい。
クスコって実は標高3,400メートルくらいで、マチュピチュ村よりずっと高いところにある。
だから先にクスコでゆっくりする選択肢もあったはずだが、今回は旅程組んでくれた人の判断で、標高の低いマチュピチュ村へ先に下っちゃう作戦でいくことになった。

クスコから2時間、マイクロバスに揺られてオリャンタイタンボへ。
道はガタガタ、揺れも結構あるんだけど、なぜかその揺れが心地よくて、気づいたら寝てた。
途中、展望台っぽいところでトイレ休憩を挟みながら、標高と景色がじわじわ変わっていくのを、うとうとしつつ眺める時間。

そこからインカレールに乗り換え。
この揺れもなかなかで、油断してたテーブルのコカ茶がことりと倒れた。
さっきまで飲み物の注文取ってたお兄さんとお姉さんが、いつの間にか着替えて車内で寸劇をはじめる。
え、そういう余興あるんだ、って笑った。
帰りの列車ではこの寸劇なかったから、行きだけの特典だったのかもしれない。

* * *

文句言うでもなく、ただ動き出したことを喜ぶ、その空気がなんかほのぼのしてた。

帰りのマチュピチュ→クスコの列車は、駅出てから行ったり来たりを繰り返して結局1時間遅れ。
でも最終的にちゃんと発車した瞬間、車内から自然と拍手が起きた。

マチュピチュ入場は事前予約必須。
コースがいくつかあって、全部見られるサーキット2Aってやつを選んでもらった。
バスは予約時間ごとの列に並ぶ形で、早く並んでも意味なくて、その時間のチケットさえあれば確実に乗れる仕組み。
QRコードは電波来ないこともあるから、紙印刷かスクショが安心。
列に並んでるとガイドの営業が来て、「Japaneseガイド」って言ったら連絡してくれたりもした。
ガイド必須って聞いてたけど、実際は自分たちだけでもガイドブック片手に回れた。
これは時期によるかもしれないから、行く前に確認しておくと安心。
コースは一方通行で戻れない。

マチュピチュへ続くこの道も、世界遺産である文化遺産へと向かう道。
峠のところどころに、神社を思わせるような聖地の気配があった。
世代を越えて旅をするというのは、この道のりそのものなのかもしれない。

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