世界の祭り

世界のどこかで、今も受け継がれている祭り。その土地の歴史や祈りをたずねます。

  • 名前は10月、幕が上がるのは9月

    名前は10月、幕が上がるのは9月

    ミュンヘンの祭りは、名前とは違い9月に始まります。
    由来は1810年の王家の結婚祝いだったと伝えられています。
    当時は郊外の牧草地で催され、翌年も続けられたそうです。
    南ドイツの10月は日暮れが早く、冷え込みやすいといいます。
    そのため開催時期を、日の長い9月へと早めてきたようです。
    閉幕だけは今も、10月最初の週末に合わせているそうです。
    ちょうど麦とホップの収穫が一段落する頃とも重なります。
    収穫を終えた喜びを分かち合う祭りなのかもしれません。

  • 月餅は、家族の数だけ切り分けられる

    月餅は、家族の数だけ切り分けられる

    中秋節は旧暦8月15日の、満月の夜に祝われます。
    旧暦を使うため、年によって日付が変わります。
    中国や台湾、ベトナムなど、アジア各地に伝わっています。
    もとは秋の収穫を、月に感謝する行事だったといわれます。
    月餅は家族の人数にあわせて切り分けます。
    分け合って食べる習わしがあるのだそうです。
    広東式は塩漬け卵黄を包みます。
    蘇州式は、層になったパイ生地を使います。
    地方によって、味わいがかなり違うようです。
    ベトナムには、子どもが提灯を手に歩く風習もあります。
    満月を見上げる習わしは、時代を越えて残るのかもしれません。