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アメリカ・メイン州、ケネバンクポートの沖合1マイルほど。ケープ・ポーポイズ港の入口に浮かぶ3.5エーカーの小さな島に、ゴート島灯台がある。1833年に築かれ、1859年に現在のレンガ造りの塔へ改修、翌年には灯台守の住居が加えられた。

Portland Press Herald(2026年8月13日)の取材によれば、島と灯台は現在、地元の保存団体Kennebunkport Conservation Trustが所有・維持している。2011年には大規模な修復が行われ、1950年代当時の姿へ戻す形で、桟橋や鐘楼が再建された。灯台守は5月から11月まで島に暮らし、夏には家族単位のボランティアが一週間交代で滞在に加わる。
同団体の理事長Tom Bradburyは、灯台を「港の要」「漁業コミュニティにとって特別な場所」と語る。灯台守のNick Lewiaは、島を訪れる人について「自分が何か特別なものの一部になったと感じる。まるで時間をさかのぼるようだ」と話しているという。
灯台という建物そのものは、直せば形が残る。けれど、誰かが一年の半分近くをそこで暮らし、季節ごとの仕事を続けなければ、この島は「保存された場所」で止まってしまうのかもしれない。人がいる時間の分だけ、場所は生きている。残すとは、建物を直すことなのか、それとも、誰かがそこに居続けることなのか。あなたの身近にも、誰かの毎日が支えている場所は、ありますか。
お時間あれば、もう少し。
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